車を購入したディーラーで車検を行うことを、車屋車検といいます。ディーラーで車検を行うことの最大のメリットは、生産販売元であることから純正部品に交換してもらうことができることです。純正品とは、新品と同じ部品という意味であり、古くなったパーツを新車同様の状態にしてもらえることを意味します。
長く乗り続けたいユーザーにとって、常に車をいい状態にしておくことは重要です。そのため、こだわりのあるドライバーならディーラーでの車検が望ましいといえます。あるいは売却する場合も、純正品のみで構成されている車両は査定価格が高くなる傾向にあります。さらに、整備を行う側としても自分たちが手掛けた車の点検で不備があってはいけません。ディーラーに勤務している整備士は平均的な技術力も安定しており、丁寧な車検を受けられることも大きな魅力です。ただ、車屋車検では質の高いケアを受けられる代わりに費用が一般的な車検よりも高額になりがちというデメリットがあります。中古車販売店や整備工場などでは、お客さんの負担を軽くするためにできるだけ状態のよい中古部品を探したり、消耗度合の低い部品の交換は次回まで先延ばしにするなどの対応が一般的です。対して、カーディーラーでは新車と同じ部品を使って高度なメンテナンスを実施する分、パーツの価格や人件費が高くなってしまうのは仕方がありません。自分の車にこだわりや思い入れがない、車検にかかる費用を節約したいという方にとっては、ディーラーではなく他の業者に依頼する方が向いています。
車屋車検を行うメリットデメリット
